“誰も僕の絵を描けないだろう
あの娘はついにやっては来ないだろう
僕の失敗は僕のひき出しの中にしかない
この砂のような夜を君に見せてあげたいんだ
だからもう5時間もこの丸テーブルの前に
座りこんでいる
心臓かすめて通るはビルディングの直線
直線の嵐の中で人は気が狂うだろう
大女のスカートに男が丸呑みされるのを見たんだ
女は最後まで男を愛せないだろう
僕は死ぬまで道路になれないだろうずっとずっと、重たい靴をはくんだ
”
歩いているのが僕にも良く分かるように
またいつか君のところへ帰ってゆく日が来たら
僕が渡った川や読み取った季節の名前を
地図のように広げて君に見せてあげるよ
Self Portrait - ROMANTIST TASTE
友部正人「誰も僕の絵を描けないだろう」